漂着ペットポトル初出荷

2021年10月15日(金)放送分

担当は林京子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

石垣市はこのほど、
繊維などを取り扱う名古屋市の商社の豊島と、
市内に漂着したペットボトルの継続的な
買い取り契約を締結したと発表しました。
自治体としては全国初ということです。

豊島はペットボトルを加工し、
帽子やかばんなどの雑貨、
シャツなどの衣類を作るための繊維として再利用します。
豊島の担当者が家族旅行で石垣島を訪れた際、
海岸に多くのごみが流れ着いている
現状を知ったことことなどが
連携のきっかけになったということで、
引き渡すペットボトルは
ボランティアが収集したものです。
先月29日には拾い集めたおよそ1.5トン、
個数にしておよそ8万本のペットボトルが
初出荷されました。

市の推計では年間に3トンほどの
漂着ペットボトルが回収されており、
年間に500万円以上の処分費用を掛け、
埋め立て処分をしていました。
市は今後3年間、年に2回から3回程度、
豊島側にペットボトルを提供します。
市の担当者は
「海をきれいにするという回収ボランティアの
モチベーション向上になり、SDGs、
持続可能な開発目標の取り組みの
第一歩になる」
とアピールした。

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