仲田幸子さんが最優秀女優賞を受賞

2021年10月14日(木)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

沖縄の喜劇の女王は米国でも会場を
笑いの渦に包み込みました。
ロサンゼルス日本映画祭2021で
最優秀主演女優賞
「ベストアクトレスアワード」を受賞した
沖縄芝居役者の仲田幸子さん(89)歳は
11日、授賞式会場に電話を通じて
元気な声を響かせ、客席を沸かせました。

評価されたのは、初主演作で、
孫のまさえさんとのダブル主演となった
映画「なんくるないさぁ 劇場版~
生きてるかぎり死なないさぁ」の演技です。

幸子さんの死から始まるコメディーで、
告別式を前に遺体が持ち去られ、
慌てる劇団デイゴ座一行のドタバタを
描いており、今年1月に公開されました。

授賞式には、幸子さんの代理でまさえさんが出席し、
まさえさんが壇上から電話で
「主演女優賞におばあちゃんが選ばれた」
と報告すると、
幸子さんは軽い調子で
「あ、そう」
と返事し、第一声に耳をそばだてていた会場は
当意即妙なやりとりで笑いに包まれました。

10日に誕生日を迎えた幸子さんは
「外国から賞をもらうのも初めて」
と喜び、
「孫に映画祭へ行ってもらい、
外国にもこんなにファンがいて、
喜んでいると聞いた。うれしい」
と話し、さらなる活動へ意欲を見せました。

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