卒業生らが作詞した門出の歌を初披露 ―石嶺小学校―

那覇市立石嶺小学校の卒業式がこのほど、行われ、卒業生136人で作詞した門出の歌「思い出とともに」が初披露されました。作曲は、第83回NHK全国音楽コンクール高校の部の課題曲をはじめ、数々の合唱曲などを手掛けた作曲家の三宅悠太さんが担当したもので、石嶺小の伝統となるよう、今後も歌い継いでいく予定です。石嶺小音楽専科の高江洲美穂教諭がオリジナル曲の創作を発案したもので、卒業生一人一人が詩を書き、それらをつないで歌詞を完成させました。歌は「思いで描く飛行機雲みんなで見上げた青空」から始まりますがこの歌詞を書いた生徒は、修学旅行へ行った時に空を見上げ、さまざまな思いが込み上げてきたこと体験を描いたということです。そして、学校生活を共にし、つらい時は助けてくれた友達や、親への感謝を込めて「たとえ、離れていても時が経っても心と心はつながっているよ」という歌詞が生まれました。卒業生は涙を流しながら歌い、母校から新たな一歩を踏み出しました。砂川深雪校長は「石嶺小の新たな伝統として受け継がれ、エールになればうれしい」と話しました。
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