国頭漁業協同組合、地元の小学生に水産教室を開く

方言ニュース12月18日(金)放送分。
今日の担当は林京子さんです。
方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。

国頭漁業協同組合はこのほど、国頭村立奥間小学校の5年生16人を対象に水産教室を開催しました。グルクン釣りや組合施設のセリ場で魚さばき体験を行い、自分たちの身近な海で取れる県産魚などについて、地元の大人から直接学べる絶好の機会となりました。この日、児童らは漁船3隻に分かれて出港し、目を輝かせながら大自然の中で、およそ4時間、釣りに没頭しました。グルクン、ビタロー、イラブチ、カワハギなど多種多様な魚が釣れ、帰港後は「釣った魚を自分でさばいて食べる」を実践し、うろこ取りから、下処理など指導を受けながら学びました。普段から魚さばきをしているという児童は、グルクンを見事に三枚におろして周囲の大人を驚かせました。下ごしらえされた魚は、全て真空パックされ、それぞれの家庭へ持ち帰りました。指導した国頭漁協青壮年部会は「いつかこの仕事が選択肢の一つにつながればと思う。自分で料理し、さばく際に命の大切さを知ってほしい」と話しました。参加した神田(かみだ)有晴(あるせ)さんは「引き上げるのが大変で、グルクンが目の前に見えたときはとてもうれしく楽しかった。今日は、ありがとうございました」と話しました。

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