夢をかなえて「伊江島のお母さん」に再会

方言ニュース 
2018年12月17日(月)放送分

担当は糸数昌和さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

新潟県出身で13年前、
民泊で伊江島を訪れた
医師の遠藤梓さん(27)歳が、
このほど、伊江村立診療所で
医師としての初期研修を行い、
念願だった「伊江島のお母さん」の
儀保真知子さん(53)歳との
再会を果たしました。

遠藤さんは、群馬大学医学部で勉学に励み、
卒業後は群馬県太田市にある
太田記念病院に就職しました。

「中学2年生の修学旅行で、伊江島で
民泊体験した時にお世話になったお母さんにもう一度会って、
離島での医療を経験したいと考えた」ことなどが 
就職の決め手になったということで、
修学旅行後の遠藤さんの文集には、
島の人の温かさや美しさ、
初めて赤ちゃんのおむつを替えたこと
などの思い出がつづられています。

真知子さんは「また、会えてうれしい。
遠藤さんたちが島に来た時と同じ年齢に自分の子も成長した。
感慨深いものがある。
立派なお医者さんになって
また島に戻って来てほしい」
と目を潤ませました。

遠藤さんは研修を
「診療所が島の人の生活に密着している。
専門科に関係なく全ての患者を診て、
大変だけどやりがいはある。
村立診療所所長の阿部好弘先生は、
患者からの信頼も厚く指導熱心。
学ぶことが多く充実した1カ月だった」
と振り返りました。

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