伝統行事パーントゥ・プナハが行われた。

方言ニュース10月12日(金)放送分。
今日の担当は糸数正和さんです。

全身に独特のにおいのする泥をまとい、
仮面をかぶった神が人や物に泥を塗って厄払いする、
宮古島市平良島尻の伝統行事「パーントゥプナハ」が
今月8日から9日にかけて集落内で行われました。

地域住民や観光客など多くの人が駆けつけ、
集落には歓声と悲鳴が響き渡りました。

島尻のパーントゥは国指定重要無形民俗文化財で、
毎年旧暦9月ごろに行われています。

3体のパーントゥは午後5時すぎ、集落の外れにある
「ンマリガー(生まれ井戸)」から登場し
待ち受けていた子どもたちからは歓声があがり、
観光客やカメラを構えていた報道陣も含め
顔や洋服に容赦なく泥を塗りつけました。

 
初めてパーントゥを見た女性は
「逃げる間もなく泥を塗られた。地域の人たちもみんなで盛り上がっていて、
独特の雰囲気がとても楽しかった」と話し、
泥だらけの顔で満面の笑みを浮かべていました。

再生