宜野湾市野嵩区で「ちなひちもうい」

2018年8月17日(金)
担当 糸数昌和先生

宜野湾市の野嵩一区自治会は今月5日、区内で第28回ちなひちもうい大会を開き、
戦前、地域繁栄を願う綱引きの前に、女性が参加者を鼓舞するために踊った「ちなひちもうい」が披露され、
およそ300人の区民らが詰め掛けました。
ちなひちもういの起源は1940年代前半とされ、
その後沖縄戦の混乱で途絶えていましたが、
1991年におよそ50年ぶりに復活して以降、毎年大会が開催されています。
当日は、青い伝統衣装を身にまとったおよそ25人の女性が、
旗頭を先頭に列を作り、太鼓をたたきながら「イヤッサァサ」の声を上げて区内を練り歩きました。
男性たちはホラ貝を吹いたり、たいまつを炊いたりしました。
また、同時開催された「はごろも祭り」の前夜祭では、
青年会や子ども会による勇壮なエイサーなどが雰囲気を盛り上げました。
野嵩一区自治会の新城会長は
「大会は地域の伝統行事の保存、後継者の育成のために意義がある。
子ども会から老人会まで、自治会組織を活性化させたい」と語りました。
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