ケガをした闘鶏が捨てられる事案相次ぐ

2018年8月22日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

闘鶏でケガを負ったとみられる鶏が
畑や農道に捨てられているのが、
県内各地で相次いで確認されています。

瀕死の状態や目が潰れ脳がむき出しになったままの鶏が
脚を縛られていたり袋に詰められていたりして
捨てられているものです。

沖縄本島南部で投棄された鶏を保護する活動を
続けている本田京子さんはおよそ1年前、
名護市内でケガを負った鶏1羽を見つけて保護し、
「こんな状態で捨てられて見過ごせない」と
会員制交流サイトのフェイスブックなどを通して
寄せられた情報などをもとに、
これまでにおよそ80羽を保護しましたが、
鶏が捨てられていた場所は沖縄本島南部から北部まで
広範囲にわたっているということです。

本田さんは鶏の餌代や治療費がかさむため
県民からの寄付を募っており、
「多くの人にこの状況を知ってもらい、
考えてほしい」と訴えています。

一方で、県道物愛護センターは
主に犬と猫が収容の対象のため
鶏は保護することはできず、
県内の施設で鶏を保護できる場所は事実上ありません。

県自然保護課は「適切な治療をせずに放置し
死に至らしめた場合は虐待にあたり、
動物愛護管理法に係わる犯罪だ」と強調し、
県警は動物愛護管理法違反の可能性があるとして
周辺の聞き込みやパトロールなど捜査を進めています。
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