雇用の情勢、改善傾向に

「雇用の情勢、改善傾向に」
方言ニュース4月6日(木)放送分。
今日の担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。

県内の2月の有効求人倍率は月間有効求職者数が増えたことにより、
前の月より0・06ポイント減の1・02倍となりました。

これは沖縄労働局が発表したもので、
5ヶ月連続で1倍を超えましたが、全国最下位でした。
新規求人倍率は0・36ポイント減の1・40倍でした。
一方、新規求人数は前の年の同じ月に比べて
1・5%増の1万1885人を記録し、
1963年の統計開始以来、過去最高値となりました。

新規求人数のうち、製造業とサービス業の求人が特に増加しました。
製造業では弁当や惣菜を作る食品関連を中心に求人が増加し、
前の年の同じ月に比べて65・3%増加しました。

サービス業はコールセンターや情報通信関連業務を紹介する
人材派遣会社からの求人を中心に60%増加しました。

新規求職申し込み件数は前の年の同じ月より730件減って
7867件となり、2ヶ月ぶりに減少しました。
一方、県統計課が発表した2月の完全失業率は前の年の同じ月に比べて
0・3ポイント減の3・9%でした。
沖縄労働局の待鳥局長は
「企業の求人意欲は衰えておらず、雇用の情勢は改善傾向にある」と評価しました。

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