県教育庁が中学の部活動の位置づけを明確に

2019年1月24日(木)
担当 上地和夫先生

琉球新報の記事から紹介します。

県教育庁は中学の部活動の位置付けを明確にし
週当たり2日以上の休養日1日の活動時間は平日は2時間
学校の休業日には3時間程度までとすることなどを示した方針を策定し
県立学校や市町村、PTAスポーツなどの関係機関・団体に周知しました。

部活動は生徒が自主的・自発的に参加する学校教育の一環として行われており
顧問をする教員の長時間労働や勝利至上主義による過度な練習や指導が問題となる中
スポーツ庁は昨年3月にガイドラインを策定しました。

県のものはこれに準じた内容で高校でも適用されるほか
県独自でスポーツ少年団など小学校での活動も加えています。

県の方針では指導・運営の体制整備として各学校は
年間の活動計画を作成して公表すること体罰やハラスメントを
根絶することなども示しています。

従来から学校単位で行われていた内容を改めて県全体で整理した形となり
今後はこれを参考に 市町村教育委員会でも同様の内容を検討します。

教員の多忙化を解消し専門的な指導を行うために進められる
学校外の人材を活用した「部活動指導員」の位置付けや研修も明記されています。

県教育庁の担当者は
「学校教育は競技性だけではない。知徳体のバランスが取れた
豊かなスポーツライフへ体制が整うと思う」と期待していました。

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