八重山、脳内出血の死亡率が男女ともに全国ワーストに

「八重山、脳内出血の死亡率が男女ともに全国ワーストに」
方言ニュース2月23日(木)放送分。
今日の担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。

複数の市町村にまたがる全国の2次医療圏のうち、
脳内出血の死亡率が八重山は2008年から2012年で
男女ともに全国ワーストだったことが、
国際医療福祉大学大学院の埴岡健一教授の調査で分かりました。

全国値を100とした場合、男性は273・0、女性は226・7で、
八重山の死亡率は男性が2位の岩手県釜石を80ポイント以上、
女性は40ポイント以上引き離してのワーストとなりました。

埴岡教授は八重山が特に死亡率が高い理由は不明だとしつつ
「救急医療など医療体制を見直すとともに、生活習慣を見直し予防していくことが大切だ」
と指摘しました。

一方、県立八重山病院の依光たみ枝院長は
「全国的に見てこんなに多いとは思わなかった」と驚いた様子で話しています。

八重山病院は脳神経外科医が6月に赴任するまで
専門医が不在となっているため、
脳内出血は外科で診療・治療しており、
手術が必要な場合は島内の開業医の応援や
県立宮古病院に搬送しています。

依光院長は
「脳内出血の患者は状態が悪くなってから運ばれることが多いので
高血圧や食生活など生活習慣が関係している可能性がある」
とした上で
「なぜ八重山で多いのか、早急にデータを研究したい」と話しました。

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