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ティンチャマを次の世代に 北部農林高校園芸工学科

2017年7月11日(火)

担当は宮城葉子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

県立北部農林高校園芸工学科の生徒ら5人が、
昔ながらの草木玩具「ティンチャマ」を
次世代に広げる取り組みを進めています。

2014年にある生徒が指ハブを作り、
県外の高校生に配って喜ばれたのがきっかけですが、
生徒らが知っていたのは指ハブのみで、
作り方や歴史は知りませんでした。

生徒によると、
琉球玩具はもらい物=イーリムンと呼ばれ、
手遊び=ティンチャマと
縁起物=ハイヌジに分けられました。

ハイヌジは高価であったことから、
庶民が草木を使って作った玩具が
ティンチャマだったと考えられており、
昔から伝わる玩具を学んだことで、
「地元の人に知ってもらいたい」という思いが芽生え、
名護市立博物館の学芸員や、
沖縄本島北部を中心に、70歳以上の男女およそ40人に
聞き取り調査をするなどし、聞き取りや本を頼りに、
学校に生えているビロウを使って、
指ハブやカタツムリ、トンボや魚など、
8種類のティンチャマを作成しました。

生徒らは
「スマホばかり触るよりも、手先を生かしてみんなで楽しめ、
難しいのもあるけど、できた時の達成感もある」
と笑顔で話し、
今後も聞き取りや歴史を調べ続け、
ティンチャマの文化を守り続けていく考えです。
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宮古島で犬による咬傷事故発生割合が増加

2016年8月3日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。

飼い犬の放し飼いや野犬が増えている宮古島保健所管内で、
犬にかまれる「咬傷事故」の発生割合が
突出して高いことがこのほど、
宮古島保健所の調査で分かりました。

2012年からおととしまでの3年間に
県内外で発生した咬傷事故の件数を
人口10万にあたりの割合に換算して他地域と比較すると、
宮古管内は倍以上ありました。

また、宮古管内で人をかんだ犬のうち、
飼い犬が75%で、飼い主が不明な犬が14%となっており、
およそ9割が飼い犬でした。

一方、宮古管内の咬傷事故の発生時における状況別では、
放し飼いが32・9%で最も高く、
次いで犬小屋係留時が27・4%、
リードをつないだ状態での散歩中が17・8%でした。
野犬や野良犬の割合は11・0%でした。

こうした中、宮古保健所でこのほど開かれた
「健康危機管理対策連絡会議」で管内の状況が発表され、
生活環境班の中込秀子さんが
「適正な飼い方を島全体で理解することが大切だ」と語りました。
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