月別アーカイブ: 2015年4月

今年9月に那覇市内で「危機言語・方言サミット」開催される

方言ニュース 

4月23日 放送分
今日の担当は伊狩典子さんです。

今年9月に那覇市内で「危機言語・方言サミット」開催される

琉球新報の記事から紹介します。

県と文化庁は「しまくとぅばの日」の今年9月18日、
那覇市内で「危機言語・方言サミット」を開催します。

ユネスコ=国連教育科学文化機関が2009年に消滅の危機にあると認定した
国内8言語の関係者が集まり、継承に向けた取り組みを議論するもので、
8つの危機言語は、アイヌ語、八重山語、与那国語、八丈語、奄美語、国頭語、
沖縄語、宮古語です。

危機言語サミットは去年12月、八丈島で初めて開催され、8つの言語のうち5つが
県内にあることや、行政が普及に力を入れていることから、
文化庁が沖縄開催を持ちかけました。9月19日には第3回しまくとぅば県民大会が
開催されるため、危機言語サミットの参加者に県民大会を視察してもらうことも
検討しています。また、文化庁はサミットとは別に、危機言語がある国内の地域の
行政担当者や研究者らが集い、海外の先進事例などを学ぶ協議会も今年度から始めます。

ことしの危機言語サミットの内容は今後詰めますが、文化庁は
「理想は8つの地域すべてを回って開催できたらいい。」としています。

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与那原町、考古学専門の学芸員を採用

2015年4月28日(火)放送分

担当は伊狩典子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

琉球王国の最高神女の聞得大君が
御新下り(うあらうりー)の際に
仮屋が設けられた御殿山など、
史跡を生かしたまちづくりに
取り組む与那原町に、
考古学専門の学芸員が
初めて配置されました。
その学芸員は今月、町教育委員会に
新採用された宮城明恵さん(32)歳です。

与那原町内には御新下りや
東御廻り(あがりうまーい)の時、
首里出発後の最初の拝所となった
親川の聖地のほか、
聞得大君が死後埋葬されたといわれる
三津武嶽(みちんだき)など、
多くの史跡があり、
「太陽と伝統とやさしさをつなぐ海辺のまち」
を掲げる第4次与那原町総合計画の中に、
御殿山付近の歴史的背景に配慮した
道路復元などが盛り込まれています。

古堅町長は
「先人たちが築いてきた貴重な
 歴史文化をじかに町民に
 親しんでもらうには、これまで以上に
 専門的知識を要する学芸員が
 どうしても欠かせない」
と語りました。
また、宮城さんは
「私の先祖が昔、
 やんばる船に乗って北部から与那原海岸へ
 物資を運んでいたということを聞いて、
 何かに呼び寄せられた感じがしてうれしい。
 考古学だけでなく、遺跡発掘など
 幅広い知識が求められるので、
 地域の古老たちから学びながら頑張りたい」
と意欲を見せていました。

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4月27日 第248回目の放送分です

うちな~噺家、藤木勇人こと志ぃさーが、新メンバー秋田出身で沖縄文化に詳しいフリーのしゃべり手、佐々木仁子をアシスタントとして迎え、沖縄ヤマトグチと秋田ヤマトグチで番組内の各コーナーを軽妙につないでまいります。
そして定期レギュラーとして神奈川・東京WEBマガジン、ハブコネクションの釣本忠勝編集長にも登場していただき、大和での沖縄芸能情報をピンポイントで届けます。

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78歳の谷さん 沖縄一周を達成

2015年4月27日(月)放送分

担当は糸数昌和さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

大阪府在住の谷睦夫さん(78)歳が
このほど、歩いて460キロの
沖縄本島一周を達成しました。

沖縄一周を達成したのは2010年に
自転車で走破して以来、2度目です。

この年に74歳で日本2週を
達成した谷さんは、今後も、
「後期青春者」として、
本州の日本海側から北海道の知床まで
歩いてめぐる計画で、
「自転車で一周した時に知合った
人たちにもう一度会うのが楽しみ」
と意気込んでいます。

谷さんは18歳から20歳にかけての
3年間、腎臓病で入退院を繰り返し、
10代の青春を満喫できなかったことから、
若いころの1年は今の10年に相当すると、仕事の傍ら、1981年に10年を
一区切りに日本一周を始めました。

2度目の沖縄は、2012年から年に
5回ほど沖縄を訪れ、
那覇空港から西回りで1日に35キロほど
歩くのを繰り返し、
3年かけて歩き切ったということで、
道中はあめ玉を差し入れてくれる人もおり、
「とても人情があった」と振り返りました。

きょうも夢を追い、
常に目標を立てて歩き続ける谷さんは、

「まだまだ青春真っただ中。
やめられませんよ」
と笑顔で語っていました。
 

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