中部南地区火葬場・斎場 計画白紙に

2015年10月20日(火)放送分
担当は伊狩典子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

公営の火葬場がない宜野湾、北谷、西原、
北中城、中城の5市町村が
中城村内に建設を計画する
「中部南地区火葬場・斎場」について、

およそ40億円の財源確保のめどが立たず、
地元の合意も得られていないことから、
場所も含めて計画を白紙に戻す方向で調整していることが
このほど分かりました。

現在の計画では
2019年供用開始の予定ですが、
計画が白紙となれば供用開始の遅れは避けられません。
5市町村でつくる建設検討委員会は当初、
5市町村のうち3市町村が基地所在市町村のため、
防衛省予算の活用を検討しましたが、
基地がない自治体もあることから、
防衛省予算では活用できるメニューがなく断念しました。

さらに一括交付金の活用についても県と協議したものの、
「火葬場は沖縄の特殊事情に由来せず、なじまない」
として見送られたということで、
予算確保のずさんさなど、
行政手続きをめぐって批判が出そうです。
検討委員会は今月末までに、
5市町村の枠組みのまま候補地の再検討を進めることを
確認する見通しです。

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