登山者の安全守るため 登山道の目印整備

2024年2月22日(木)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

登山者が多く訪れる名護市の嘉津宇連山で
このほど、登山道の目印を付け替える作業が
実施されました。

地域住民や名護署、
消防からおよそ30人が参加し、
道迷いが起こったり、
滑落の危険があったりする地点には、
使われなくなった道路標識を使って
危険を周知する取り組みを
初めて実施しました。

嘉津宇岳や古巣岳、安和岳などが連なる
嘉津宇連山ではコロナ禍以降、
登山者が急増しています。

登山者の増加に伴い、
山中での道迷いなどの事故も増えており、
名護署によりますと、
おととしは、
消防や警察が捜索活動で出動するケースが
5件起こりました。

この日はおよそ2年前に登山道に付けた
ピンク色の目印を付け替えたほか、
遭難した場合に場所が把握できるよう、
番号が書かれたアルミのプレートを
木にくくりつけ、
場所などを記録していました。

特に迷いやすい場所には名護署に
保管されていた「矢印」の道路標識を、
正しいルートを示す道案内として
活用しました。

自身も山に登り、作業に参加した
名護署の大城署長は
「登山ルートに目印を付けることは有用だ。
劣化した目印を新しくすることで、
事故を防いでいきたい」と話しました。

再生