山内小学校 ランドセル以外でも通学可能 さまざまな形を受け入れる社会に

2024年2月21日(水)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

沖縄市立山内小学校はこのほど、
通学に使うかばんはランドセルでなくても
よいとする手紙を全校児童の保護者と
山内幼稚園の園児の保護者らに配りました。

ランドセルの使用は法律などで
決まった義務ではなく、慣習です。

高価であることや、
重さによる体への負担などを考慮し、
手紙を出したということです。

手紙では、小さな体に背負うことで
心身に悪影響が出る「ランドセル症候群」や、
高額であることの懸念を指摘し、
通学かばんはランドセルでなくても
軽く丈夫なものならよく
「通学かばんにふさわしいものを
選んでいただきたい」としています。

森山涼子校長は、以前から児童のほぼ全員が
ランドセルを使うことに
疑問を抱いていました。

ランドセルが負担になっている
家庭の状況なども考え、
他校の校長とも相談した上、
手紙を出すことを決めたということです。

森山校長は
「周りと同じ物がいい」という気持ちも
あると推測しますが、
「さまざまな形を受け入れる社会になり、
子どもたちには自分で物事を選ぶ力を
つけてほしい」と期待し、
「慣習にとらわれず、
家庭で相談して選択をしてほしい」と
述べました。

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