未成年飲酒での救急搬送、43人にのぼる

「未成年飲酒での救急搬送、43人にのぼる」
方言ニュース3月21日(水)放送分。
今日の担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。

飲酒がらみで救急搬送された未成年者が
去年1年間で少なくとも43人いたことが、
琉球新報が県内救急医療機関へ行った
アンケート調査でこのほど分かりました。

低年齢から飲酒できる環境があり、
飲酒によって県内の少年少女の身体に
危険が及んでいる実態が浮かび上がりました。

18歳と19歳で22人、51%を占めていますが、
中学生以下に相当する15歳以下も12人、28%いました。
このほか、17歳が6人、12歳以下が4人、
13歳、15歳、16歳がそれぞれ3人、
14歳2人で、男女別では男性が26人、
女性が17人となっています。

交通事故や意識障害などで命にかかわる事例もあり、
路上で倒れていたのを通行人が発見し、通報した事例もありました。

搬送理由はアルコール中毒が30人で、
飲酒運転に伴う事故などの事件・事故が9人、その他が4人でした。
福岡県の救急医療機関でも勤務経験がある県立南部医療センター・
こども医療センターの梅村救急救命センター長は
「県外では飲酒がらみで10代が搬送される事例はまれだ。
小中学校の年齢ではほとんど聞かない」と述べ、
搬送数自体の多さや、低年齢層も一定数いることが沖縄の特徴だと指摘しました。

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