2017年8月22日(火)
担当は宮城葉子さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
県内の小中高生を対象に詩の作品を顕彰する
「第15回神のバトン賞」で、
小学校高学年の部で選ばれた
西原町立西原南小学校4年の金城孝哉君は、
弟の翔大(しょうた)君が1年生になって
ランドセルを背負って一緒に登校できるうれしさを
詩で表現しました。
タイトルは「弟のランドセル」で、孝哉君は
「おばあちゃんの家で詩を書いた。
おばあちゃんは喜んでいるかも」と笑いました。
翔大君は生まれつき心臓が悪く、
2歳までに5回もの手術を受けました。
父親の秀和さんは
「孝哉は翔大が生まれた時のことを思い出し、
今は成長したんだなと感じて書いたのかな」
と語りました。
「ランドセルを選んだのはお兄ちゃん」
という翔大君でしたが、
お母さんの千晶さんは、
「3人で買いに行って、いろいろ選ばせました。
最終的に黄金と黒のものに決めたのは翔大です」と笑い、
「翔大が1年生になりランドセルを選ぶというのは、
私たちにとっては特別なことで、大きな節目でした。
だから家族にとって、孝哉が書いた
『体のよわい弟だから』という1行には
大きな思いがあるんです。
また、子どもたちは、おばあちゃんやひいばあちゃんなど
たくさんの人に囲まれて育ててもらって
とてもありがたいです」
と感謝の気持ちも話しました。