ハウス栽培に適したゴーヤーが開発される

「ハウス栽培に適したゴーヤーが開発される」
方言ニュース8月23日(水)放送分。
今日の担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。

ハウス栽培に適したゴーヤーの新品種3種が開発されました。
従来の品種に比べて表面の突起が丸いのが特徴で、
箱詰めして発送する際も突起がぶつかって実を傷つけることが減り、
関係者は「沖縄独自のゴーヤーとして県外出荷の拡大が期待できる」と話しています。

開発されたのは夏秋期の栽培に適した「夏の訪れ」、
1年を通して栽培できる「ハウス・アバシー」、
冬春期の栽培に適した「沖誉れ」の3種類で、
県内の民間企業が初めて独自でゴーヤーの品種を開発しました。

県産ゴーヤーは県外でも需要が高まっているものの、県外への出荷では、
輸送中にゴーヤー表面の突起がぶつかって傷むなどの課題がありましたが、
新品種は突起を丸くすることで傷むものを減らす目的で開発されました。

また、従来品種は夏場にハウス内で育てると高温の影響で収量が落ち、
表面が一部黄色くなって過熟になりやすいなどの課題もありましたが、
「夏の訪れ」「ハウス・アバシー」は夏場のハウス栽培でも多収穫できます。

両品種を試験栽培した男性は
「販売先からのクレームもなく、栽培するのが難しかった時期にも安心して出荷できる」
と語っています。

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