恩師が38年間日記帳を大事に保管

方言ニュース 
2017年1月30日(月)放送分

担当は糸数昌和さんです。

琉球新報の記事から紹介します。
50代の人なら懐かしく思う日記帳を、
恩師が38年間大事に保管していました。

恩師は吉田春子さん(70)歳で、
38年前に中学生だった子どもたちは
今53歳となり、
「あなたたちの日記帳を渡したい」との
恩師の呼び掛けに、
当時の大宜味村立旧津波中学校の
1977年度の卒業生14人のうち5人がこのほど、村内の恩師宅を訪れ、
日記帳を受け取りました。

当時中学3年の担任だった吉田さんは、
子どもたち一人一人と鍵のついた
日記帳で交換日記を行い、
子どもたちは好きな人の内緒話や
親とけんかしたこと、進学の悩みなど、
おしゃべりをするように書きつづり、
それに対して一つ一つ手紙を書くように
返していたもので、
この日は、38年前の日記を読みながら
思い出話に花が咲き、
「先生のカジマヤー祝いには
オープンカーの運転手は自分が」などと、
恩師と元生徒の絆を深める
日記帳の贈呈となりました。

参加した女性は
「私たちが忘れかけていたことまで
よく覚えていてくれて、うれしい。
同級生の仲が良いのも先生のおかげだと
思う」と笑顔で話し、
吉田さんは
「皆立派な大人になって社会に
貢献している。とてもうれしい」
と目を細めていました。 
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