三線名器・開鐘の競演

タイトル「三線名器・開鐘の競演」

方言ニュース2014年3月17日(月)放送分
担当は糸数昌和さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

琉球王国時代の三線の名器「開鐘(けーじょー)」を一同に集め、演奏する「三線名器・開鐘の競演」が
昨日、県立博物館・美術館で開かれました。

開鐘は「盛島開鐘」、「翁長開鐘」、「志多伯開鐘」、「湧川開鐘」、「富盛開鐘」の5つで、県の文化財に指定されており、
県立博物館・美術館では去年11月に5丁の開鐘のCD録音をしましたが、一般客を前に5丁の開鐘を演奏するのは初めてです。

演奏会では、県立芸大のOBら5人が、1人ずつ古典を弾いたり、全員で斉唱したりしましたが、
弦も化学繊維ではなく、絹糸を使い、王国時代の音を再現しました。

「盛島開鐘」を弾いた仲村渠達也さんは「弾き始めと演奏会が終わるころでは音が違い、三線が目覚めていくようだった。
タイムスリップした気持ちだった」と語り、「翁長開鐘」を弾いた新垣俊道さんは「絹糸の音は柔らかく、余韻がある」と話していました。

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