南城市大里の児童養護施設の卒業生らが恩返し

方言ニュース 
2014年10月27日(月)放送分

琉球新報の記事から紹介します。

育ててくれた施設に恩返しをしようと、
南城市大里の
児童養護施設「島添(しまぞえ)の丘」の卒園生らが
このほど、「島添の丘」を訪れ、

にぎりずしやちらしずし、
魚のあら汁などを手作りし、
およそ80人の在園生や
職員に振る舞いました。

現在は宮古島市の居酒屋で働く
與儀一(かず)信(あき)さん(33)歳を中心に、

卒園生らが呼び掛け合って実現したもので、
伊良部島で水揚げされたばかりの
新鮮なマグロ1匹や
カツオ3匹合わせて20キロに加えて、
3升の米など、
食材は全て卒園生らが持ち込みました。

学校から帰った子どもたちは、
與儀さんらが料理を仕込んでいるのを
のぞき込み、「いいにおい、おいしそう」と目を輝かせ、
すしを食べた高校1年生の女の子は
「みんなすしが大好き。うれしかったし、
おいしかった」と大変満足した様子で、
「先輩たちのように、卒園後は自分たちも
施設にボランティアができたら」と語りました。

與儀さんは「楽しかった。
子どもたちを喜ばせることが
できて満足した」
と笑顔で話していました。
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