2024年2月16日(金)放送分
担当は赤嶺啓子さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
羽地地域の住民や子どもたちの作品
およそ千点を展示する第8回羽地展が
このほど、名護市の羽地地区センターで
開かれ、
沖縄戦当時、区民らが山中で生活していた際に
使われた避難小屋も再現して展示されました。
名護市青少年育成協議会羽地支部の
メンバー6人が展示会に合わせ、
先月1月下旬から製作を始めたもので、
小屋は入り口側の長さがおよそ2・5メートル、幅およそ1・5メートル、
高さおよそ2・5メートルで、
実物の半分程度の大きさです。
当時の姿をありのままに再現しようと、
羽地地域の山で取れたアシやヨシのほか、
曲がりくねった木材なども使い、
子どもたちが完成に向けた仕上げの作業を
手伝いました。
10歳の女子児童は
「小屋の中は涼しく自然のにおいがした。
戦争から逃げながら小屋を作ったのは
すごい」と感心しました。
小屋の製作は2019年夏以来2回目で、
当時は時間や材料不足で未完成に終わっており、
協議会の男性は
「ずっとひっかかりがあり形にしたかった。
5年ぶりにみんなの
思いが成就した」と完成を喜びました。