ダム貯水率低下受けて 中部水源からの取水再開

2024年2月14日(水)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

少雨傾向で沖縄本島内11ダムの貯水率が
低下していることを受け、
県企業局は11日午前、有機フッ素化合物=
PFAS汚染対策で停止していた
中部水源からの取水を
再開したと発表しました。

11日は、嘉手納井戸群で午前9時6分、
天願川で午前9時5分に
それぞれ取水を再開しました。

県企業局の担当者はPFAS汚染への懸念が
高い中部水源からの取水について
「北部のダム水源と希釈し、
北谷浄水場に入る段階でPFAS濃度は
国の暫定指針値、
PFOSとPFOA合計で1リットル当たり
50ナノグラムを下回っている。
高機能活性炭処理でPFAS濃度を
可能な限り低減し、
PFASの測定や発表の頻度も
増やしていきたい」と述べました。

また、
貯水率が50%を下回ったことについて、
企業局の担当者は
「この時期に50%を切るのは、
かなり厳しい状況だ。
県民の皆さまに節水を
お願いしたい」と呼びかけました。

3月上旬からは長田川の取水も開始予定で、
嘉手納井戸群や天願川、
長田川は去年4月から12月の平均で、水源での国のPFAS暫定指針値を
下回ってきました。

北谷浄水場でPFAS除去を施した水は、
那覇市など7市町村に供給されます。

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