大綱引きの準備で区民が稲刈り

2022年7月4日(月)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

渡嘉敷村渡嘉敷区の区民の
健康祈願と豊作を祝う
「大綱引き」が今月23日に実施されるのを前に、
先月25日、知念区長ら老人クラブの
若いメンバー6人が手作業で稲刈りを行いました。

渡嘉敷区の綱引きは旧暦6月25日の
6月カシキー=豊年感謝に行われるもので、
300年余の歴史を誇る伝統行事です。

稲は知念区長自身が田んぼ
およそ2千平方メートルに植え付けた
「ちゅらひかり」を刈り取りしました。
ちゅらひかりは豊作となりました。

知念区長によりますと、
綱引き用のわらは手作業で刈ったほうが
わらが長く、綱作りが早いということで、
6人のメンバーは暑さにも負けず、
2日間にわたり稲刈りに汗を流しました。

島の綱引きは、その日の朝から綱作りを行い、
その日の夕方に綱引きを行います。
綱作りは大変ですが、引いた後の喜びが
大きいということで、知念区長は
「区の最大行事がコロナ禍で2年中止となった。
先祖代々守ってきた行事は村の誇りだ。
区民の心意気と一体感を抱く行事だけに
綱引きを盛り上げたい」
と意気込んでいます。

渡嘉敷区では、多くの区民に綱作りや
綱引きへの参加を呼び掛けています。

再生