ひめゆり平和祈念資料館に寄付広がる

2021年11月10日(水)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

新型コロナウイルスの感染拡大で
入場者が激減し、厳しい運営状況が続く
ひめゆり平和祈念資料館を
支援する動きが広がっています。
4月からこれまでに、1万人近くから
およそ7600万円の寄付が集まりました。

新型コロナの影響で、
ひめゆり平和祈念資料館の昨年度の来館者は、
前の年度に比べて8割減少しました。
資料館では入場料が運営費の8割を占めており、
6月にツイッターで「経営上の危機」を訴え、
寄付を呼び掛けました。

普天間館長は
「額の大きさと人数の多さにびっくりした。
多くの人が資料館をなくしてはならない
大切な場所だと感じていると思うと、
胸がいっぱいだ」
と感謝しました。

県外からの寄付が多く、
メッセージも多数寄せられており、
修学旅行で資料館を訪れた
福岡県のM・Kさんは
「自分とほとんど年の変わらない10代の
女の子たちの手記を読んだ衝撃は
忘れられません。後世まで残ってほしい、
触れるチャンスを失ってはならないと
思います」
とつづりました。

修学旅行など団体の入館状況は
今年度も見通せず、
新型コロナの感染が再拡大したら、
キャンセルが増える可能性もあり、
資料館では引き続き寄付を受け付けています。

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