公営住宅への入居に保証人はいらない

2021年10月4日(月)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

豊見城市議会は
このほど開かれた定例会最終本会議で、
「公営住宅の入居に保証人を不要とする
条例改正等を求める陳情書」
を全会一致で採択しました。

山川(やまかわ)仁(ひとし)市長は取材に
「重く受け止める。条例改正については、
時代に即した環境をどう整理できるか
慎重に検討していく」
と答えました。

陳情は条例を改正して公営住宅に入居する際は
保証人を不要とすることや、
緊急連絡先を確保できない場合に入居後の
生活支援に関わる団体を緊急連絡先に
代替させることを求めています。

保証人が確保できずに公営住宅への入居が
妨げられる問題を受けて、
県司法書士会が県内各市町村議会と
県議会に提出していましたが、
県内で条例を改正したのは伊是名村、
久米島町、国頭村などにとどまっており、
那覇市は9月議会で保証人廃止の条例改正案を
可決しました。

与那原町議会は去年3月の議会で
同様の陳情を採択しましたが、
条例改正には至っていません。

司法書士会の安里(あさと)長従(ながつぐ)さんは
「さまざまな事情で保証人を見つけられず、
悔しい思いをしている人がたくさんいる。
行政は公営住宅の入居の申請を
平等に保障するべきだ」
と指摘し、
「県内で陳情の採択や条例改正が
広がってほしい」
と話しました。

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