那覇商業高校で薬物乱用防止 特設授業行う

方言ニュース    
2021年5月3日(月)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

沖縄本島南部の女子高校生を含む
少年3人が覚醒剤取締法違反などの容疑で
逮捕されたことを受け、
那覇商業高校はこのほど、
薬物乱用防止に向けた特設授業を実施しました
県教委員会が薬物乱用防止に関する
特設授業の実施を求める文書を県立学校に
通知したことによるもので、
このうち、1年9組の教室では
担任の新城麦教諭がスライドやワークシートを活用し、
「自分が覚醒剤などの売人だったらどうする?」
「高校生が薬物に手を出したくなるときは、どんなとき?」
などと質問を投げ掛け、
依存症の恐ろしさ、依存する背景、
薬物の影響などを話しました。

生徒らは「小遣い稼ぎ、手を出すのは罰ゲーム、
失恋したとき、
少し悪い人がかっこいいと思ったとき、
興味本位」などと答え、
高校生が薬物に誘われる状況などを考えました。

授業を受けた女子生徒は「薬物は持たない、
買わない、使わないという内容が印象に残った。
今回の高校生の逮捕で身近なことだと思った」
と話し、
新城教諭は「高校生の頃、薬物の危険性に関する
指導はあったがピンと来ていなかった。
私は大丈夫と思っている人ほど依存症になる
可能性が高い」
と強調しました。

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