「新垣家住宅」の一般公開開始

方言ニュース
2021年4月7日(水)
琉球新報の記事から紹介します。
担当は上地和夫さんです。

焼物で知られる那覇市壺屋で3日、
国指定重要文化財「新垣家住宅」の
一般公開が始まりました。

陶工の住宅様式が県内で唯一残されており、
金曜日から日曜日と祝日の
午後1時から5時に観覧できるようになりました。

新垣家住宅は琉球王国時代の17世紀、
壺屋に窯場が統合された頃に造られたと
伝えられています。

登り窯の「東ヌ窯」のほか、
土を水に溶かして不純物を除く
沈殿池などの作業所を供えています。

窯は1974年頃まで使われており、
2009年に老朽化や大雨で東ヌ窯が倒壊し、
修復工事が続いていました。

一般公開に合わせてテープカットが行われ、
壺屋通り会で結成した東ヌ窯保存会の
島袋常秀会長は
「足で踏んで回す『けろくろ』や、
土踏み場の面影も残っている。
壺屋の焼物の工程も見ながら観覧してほしい」
とあいさつしました。

また、3日は「シーサーの日」だったことから、  
壺屋周辺ではシーサー展や
壺屋焼の割引販売などの
イベントも開かれました。
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