北部でシークヮーサー 原因不明の立ち枯れ

方言ニュース
   
2020年8月17日(月)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

シークヮーサーの産地として知られる
沖縄本島北部地区で、
原因不明の立ち枯れの被害が広がっています。

幹が何らかの原因で腐り、
葉が黄みがかっておよそ1年で枯れるもので、
北部では名護市の他、大宜味村や本部町、
国頭村でも立ち枯れの報告があることから、
今後、県と共に実態の把握や
対応を検討する構えです。

被害が報告され始めたのは十数年前で、
大宜味村ではおよそ5千坪の農地の半分で
被害が確認されました。

シークヮーサーの木を食べる
ゴマダラカミキリなどによる食害の他、
土壌に病原菌が含まれている疫病の可能性も
考えられますが、
現段階で原因は特定できていません。

疫病に有効な農薬は2種類登録されていますが、
改善しない事例もあるということです。

本部町の栽培農家の男性は
「雨水の流れに沿って被害が出ている印象だ。
土を全部入れ替えない限り栽培は厳しい。
原因と対処法がはっきりするといいのだが」
と話しました。

県営農支援課は
「虫による食害や台風による被害などが考えられるが、
原因はよく分かっていない。
被害が多くなっているので、
まずは虫の被害か病気かを判断したい」
と述べ、
対策会議を開いて対応を協議する
考えを示しました。
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