海ブドウ廃棄回避へクラウドファンディング

方言ニュース2020年6月3日(水)
琉球新報の記事から紹介します。

糸満市真栄里で海ブドウの洋食屋販売を手掛けている
「海ブドウ農園『ぷちぷち』」が新型コロナウイルス感染症の影響を受けて
売り上げが落ち込み、
ネット上で寄付を募るクラウドファンディングを開始しました。

目標金額は400万円で、集まった資金は全て養殖場施設の維持や
事業の継続費、雇用維持費などに充てられます。

店は観光客向けに海ブドウの摘み取り体験も提供していますが、
3月から予約のキャンセルが相次ぎ、4月からは予約がゼロの状態が続いています。

また、政府の緊急事態宣言を受けて、摘み取り体験や店内の飲食を4月末に中止し、
観光客の来店がなくなっただけでなく、飲食店からの注文もほぼなくなり、
行き場のない1トンから2トンの海ブドウが廃棄の危機に直面しています。

オーナーの山城有希さんによりますと、
海ブドウの植え付けから収穫まで1カ月から2カ月かかるため、
新型コロナウイルス感染症が収束し、再び注文を受けた場合に
出火できるよう養殖をやめることは難しいということです。

山城さんは「見事に育った海ブドウを廃棄したくない。
皆さんの力を借りたい」と訴えています。
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