2020年3月24日(火)
琉球新報の記事から紹介します。
沖縄市の比嘉麻乃さん(25)歳は、
先天性脳性まひのため車いすで生活する姉の美紀さん、
それに兄と共にアメリカ横断の旅を実現しようと、
リフト付きキャンピングカーのレンタル費用を
クラウドファンディングで集めています。
麻乃さんは学生時代に世界一周や
ヒッチハイクを経験しました。
旅先ではやりたいことを
追及していきる人たちと出会い、
旅から戻ると、きょうだいの生き方について
考えるようになりました。
美紀さんは念願の一人暮らしを始めたものの
精神的に不安定になり、
生きる希望を失いつつありました。
兄はやりたいことに踏み出せず、
仕事を転々とする日々を過ごしています。
麻乃さんは「家族を元気にしたい」との思いが生まれ、
旅を決めました。
英語が大好きという美紀さん。
居住する友人に会いたいという願望もあり、
旅先をアメリカにしました。
5月7日に出発し、
およそ40日かけて横断する予定で、
美紀さんは
「旅は不安のほうが大きいけれど楽しみ」とほほ笑み、
麻乃さんは「楽しむことが一番の目的。
旅を通して2人が生き生きと過ごすきっかけになってほしい。
応援してくれる温かい人たちがいることを知った」
と笑顔を見せています。