沖縄の旧盆を学ぼう 読谷村・ユンタンザミュージアム

2019年8月20日(火)

琉球新報の記事から紹介します。

子どもたちに沖縄の言葉を通して、
沖縄の旧盆の風習を学んでもらおうと、
読谷村史編集室はこのほど、
村史調査員の宮城昭美さんを講師に
特別学習会をユンタンザミュージアムで実施し、
参加した子どもたち22人は、
なぜお盆に家族そろって先祖を迎えるかを知り、
民話を通して供え物の意味などを楽しく学びました。

宮城さんは、
「ご先祖さまをお迎えする
『ウンケー』に食べるものは何かな?」と、
読谷で伝え継がれている民話を紹介し、
夫と子どもを相次いで亡くし悲しみに
暮れていた女性がウンケーの直前、
亡くなった2人のためにごちそうの
準備をするよう神様に諭され、
あり合わせの食材で炊き込みご飯を作ったことが
「ウンケージューシー」の由来だといわれていると話しました。

また、子どもたちに6本が1平になった線香や、
あの世のお金を配り、使い方や意味を紹介しました。
3年生の男の子は
「昔話がどれも面白かった。
もっと沖縄の風習やしまくとぅばを学びたい」
と目を輝かせました。

宮城さんは旧盆は先祖代々
受け継がれてきた沖縄の大切な行事で
「大人でも意味や由来を知らない人は多い。
学んだことを教えてあげよう」と呼び掛けました。

再生