2016年11月1日(火)放送分
担当は伊狩典子さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
沖縄民謡「汗水節」の英語版解説CDが完成し、
汗水節の里啓発協議会から
このほど、八重瀬町に100枚寄贈されました。
県立向陽高校の国際文科の生徒たちが
英語と中国語に翻訳し、英語版をCDにしたもので、
うちなーぐちを日本語に訳してから
英語と中国語を考えました。
仲本氏を英語で紹介した後、6番までの歌詞が
うちなーぐちと英語の交互で朗読されており、
うちなーぐちの歌と三線も収録されています。
英訳に携わった3年の女子生徒は
「直訳ではなく、歌詞の背景や意味も含めて訳した。
ウチナーンチュとしての誇りを持てた」
と感想を話しました。
汗水節は、昭和初期に旧具志頭村出身の仲本稔氏が作詞し、
宮良長包氏が曲を付けたもので、
勤労や社会奉仕の大切さが歌われており、
向陽高校の半嶺校長によりますと、
移民として海外に渡ったウチナーンチュは、
南米やハワイなどで苦しい時に汗水節を歌っていたということです。
比屋根町長は
「英語版が海外へ広がっていくことを期待している」と語り、
協議会の平仲会長は
「汗水節の心を世界の人、海外のウチナーンチュに伝えていきたい」
と話しました。