月別アーカイブ: 2018年6月

「 開南中学徒隊実態解明を 」

「 開南中学徒隊実態解明を 」
方言ニュース6月21日(木)放送分。
今日の担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。

沖縄戦で鉄血勤皇隊や通信隊、学徒隊として生徒が動員された
県内21の旧制中学や師範学校などのうち、
私立開南中学校の戦場動員の実態がほとんど分かっておらず、
高齢となった開南中の同窓生らは、亡き学友の無念を思い、
開南中学徒隊の実態解明を待ち望んでいます。

糸満市にある開南中の慰霊塔「開南健児之塔」には、
教師、卒業生を含め279人の犠牲者の名前が刻まれています。
同窓会はこのうち沖縄戦当時、開南中に
在籍していた1年生から5年生で犠牲となった190人学徒として
扱ってほしいと求めてきましたが、沖縄戦の研究では、
実際に沖縄戦に何人が動員されたのか裏付ける資料はないとして、
動員数、犠牲者数共に「不明」としています。

開南中の配属将校が10・10空襲後に不在となったことや、
校長が後を託した教頭が各生徒に個別に入隊を指示し、
まとまった動員でなかったことなど、他校と異なる事情などが、
開南中学徒の実態把握を難しくしています。

沖縄戦に詳しい、沖縄国際大学元教授の吉浜忍氏は
「実態として開南中の学徒は他の学徒と同じだった。
それを学徒とするのかしないのか、議論すべき余地がある」
と話しています。

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石垣市住民『観光客減らすべき』47%

2018年6月20日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

石垣市が市民を対象に5月に実施した
「石垣島の観光に関する住民意向アンケート」がこのほどまとまり、
市内への観光客数について
「やや減らすべきだ」「減らすべきだ」との回答が
合わせて47・4%と、
「現状維持」の35・1%を上回りました。

去る8日に市内で開かれた
市観光プラットフォーム会議で報告されたもので、
「やや増やすべきだ」「増やすべきだ」は
合わせて17・6%でした。

「観光客増加で困ったこと」の回答では、
「自然環境などへの不安」が70・1%で最も多く、
次いで「普段の買い物が不便」
「交通機関の混雑・渋滞の発生」と続きました。

「市の観光振興施策に必要だと思うもの」との質問への回答では、
「自然環境の保全」、「景観などの魅力向上」
「施設・インフラ等の整備」が上位を占めました。

また、会議ではアンケート結果を基に、
観光、交通の関係者、自然保護団体の代表らによる討論も行われ、
登壇者からは持続可能な観光を目指すために自然環境保全を進めたり、
リピーター減少への危機感から
島の魅力創出に取り組んだりする必要性などが指摘されました。
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特産使ったご当地バーガー誕生 うるま市・中部農林高校

2018年6月19日(火)

担当は宮城葉子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

中部農林高校の2年生5人が、
うるま市の特産物を使った
ハンバーガーを開発しました。

10月に鳥取県で開かれる、
ご当地バーガー日本一を決める
「第8回全国ご当地バーガーグランプリ」
に出場することから、
70万円を目標に、旅費や宿泊費を現在、
クラウドファンディング「ユイマ」で募っています。

今回出品するのは、
去年の大会で準優勝に輝いたハンバーガー
「阿麻和利」をバージョンアップさせた
「二代目・阿麻和利」です。

「阿麻和利」を手掛けた
うるま市石川伊波のハンバーガー店の呼び掛けで、
去年から一緒に商品開発に取り組んでいるもので、
高校生チームは主に具材を挟むパンである
バンズの開発を担当しました。

当初は特産のモズクやオクラを生地に
練り込んだバンズに挑戦しましたが、
「生地がベチャッとしてうまく膨らまなかった」
などと苦戦し、試行錯誤を重ね、
イカスミを練り込んだ見た目にもインパクトのある
イカスミバンズを完成させました。

ハンバーガー店の男性店長は
「高校生たちが全国大会という大舞台を経験することで、
挑戦することの大切さや社会に出た時の糧にしてほしい」
と話し、支援への協力を呼び掛けています。
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与那国町長 外間守吉

与那国町長の外間守吉(ほかましゅきち)さんは1949年1生まれ、沖縄県八重山郡与那国町祖内の出身。
沖縄国際大学卒業後、民間会社の役員を経て、1978年に与那国町議会議員に初当選します。
町議を3期務め、1986年から与那国町議会議長を務めました。2005年の町長選挙に初当選。現在は4期目を務めています。

過去の選挙戦では、与那国島への陸上自衛隊配備への賛否が争点化していたが、外間町長は誘致推進を掲げて当選してきました。
与那国島は台湾まで111㎞の日本最西端の島、人口は1約1800名。今年3月には天皇皇后両陛下が来島しました。
今回の対談では「天皇皇后両陛下来島のエピソード」と「与那国町の観光政策」について話しています。

外間町長は与那国の観光は必ずしも人数を追いかけることはしない! と明言する。そしてエコの島を目指すとも。

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2018年6月18日 第402回目の放送分です

6月18日 第402回
うちな~噺家、藤木勇人こと志ぃさーが、秋田出身で沖縄文化に詳しいフリーのしゃべり手、佐々木仁子をアシスタントとして迎え、沖縄ヤマトグチと秋田ヤマトグチで番組内の各コーナーを軽妙につないでまいります。 そして定期レギュラーとして神奈川・東京WEBマガジン、ハブコネクションの釣本忠勝編集長にも登場していただき、大和での沖縄芸能情報をピンポイントで届けます 。
オキナワンドリーム
ゲストは、大阪梅田島唄ライブ 琉球オーナーの伊礼 哲さんの人生について伺います。

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旧暦のユッカヌヒー 糸満で名城ハーリー

方言ニュース
2018年6月18日(月)放送分

担当は糸数昌和さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

旧暦5月4日のユッカヌヒーに当たる
きのう、
青空に恵まれた糸満市の北名城ビーチで
名城ハーリーが行われました。

830メートルの競漕に加え、
1番櫂(エーク)が浜の棒につり下げられた
酒瓶をつかむまでが勝負で、
前(メー)ンティー、中(ナカ)ンティー、
後(クシ)ンティーの3集落で競う御願ハーリーは、
前ンティーが2連覇を果たしました。

御願ハーリーで酒瓶をつかんだ32歳の男性は
「連覇はなかなかない。
うれしいのひと言に尽きる」
と顔をほころばせました。

また、御願ハーリーの後の青年ハーリーで
勝利した後ンティーの43歳の男性は
「伝統はずっと受け継ぎたい」
と語りました。

名城ハーリーは、
浜の近くの島「エージナ」に住む海の神「イビガナシー」のために
静かに行わなければならないとされ、
鐘打ちはいないということで、
伊敷自治会長は
「酒瓶は、神にささげるお神酒の意味もあるかもしれない。
台風も逃げてくれて無事に開催できて
良かった」と話しました。
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オープニングトーク『みーかーの好きな花はカサブランカ。やーは郷ひろみか!(信ちゃんツッコミ)』

6月17日放送分

ゲスト
「沖縄製粉から上間さん」
※紹介した情報は放送日時点のものです。

きしゅへんロックンロール第169回
「スマホ・アプリの活用方法教えて」

給食係
「沖縄県内のおいしいお店を紹介」

掲示係
「街で見かけたおもしろ看板や、地域の話題」

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平和の詩朗読は、港川中3年相良倫子さん

2018年6月15日(金)
担当 糸数昌和先生

今月23日の慰霊の日に開かれる沖縄全戦没者追悼式で、朗読される「平和の詩」。
今年は浦添市立港川中学校3年の相良倫子さん書いた「生きる」が選ばれ、
曽祖母から沖縄戦の体験をよく聞かされ、
平和について考える機会が多いという相良さんは
「私なりに考えて、自分の命を精いっぱい輝かせて生きていくことが平和だと思った」
と詩に込めた思いを語っています。

94歳になるという相良さんの曽祖母は沖縄戦が始まる前は理髪店で働いており、
日本軍を指揮した牛島中将の散髪をしていました。
曽祖母が知る牛島中将は心配りができる人だったということで、
「戦争は人を鬼に変える。絶対にしてはいけない」と聞かされています。
相良さんは平和とは当たり前に生きることだと考え、 
沖縄の美しい風景と戦争で変わり果てた様子を描きました。
「対比させると戦争の残酷さがより伝わるかなと思った」と語り、
聞いた人が平和について考えるきっかけになってほしいと、
「詩に込めたメッセージをしっかり伝えられるように読みたい」と意気込んでいます。
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「糸満市米須にある魂魄の塔の遺骨調査を依頼」

沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」の具志堅隆松代表はこのほど、
糸満市米須にある「魂魄の塔」の内部に遺骨があるか確認する要請書を県に提出しました。

具志堅代表は、塔には1944年にアメリカの米潜水艦の攻撃を受けて沈没した
対馬丸の遺骨が残っている可能性があると指摘し、
「ますは魂魄の塔から調べてほしい」と求めています。

具志堅代表は去年12月、厚生労働省に県内各地の
沖縄戦慰霊塔に収められている遺骨を、
身元特定のDNA鑑定の対象とするよう要求しています。

県平和援護・男女共同参画課によりますと、
県内には440カ所沖縄戦没者の慰霊塔があり、
対馬丸の犠牲者のうち105人の遺骨は1950年に沖縄に戻り、
引き取り手が見つからなかった分は魂魄の塔に納められました。

1979年に糸満市摩文仁に国立戦没者墓苑が完成後は、
ほとんどが移されたということです。

具志堅代表は他にも遺骨が残っているとの認識を示し、
「魂魄の塔に遺骨があるのではないかと思っている遺族は多い。
 調査の動きが各地の塔に波及してほしい」と述べました。

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