月別アーカイブ: 2017年6月

給食で「慰霊の日献立」

2017年6月23日(金)
担当は、糸数昌和先生です。

琉球新報の記事から紹介します。

琉球大学付属中学校はきのう、
沖縄戦を振り返るきっかけにしようと、給食に「慰霊の日献立」を取り入れました。

給食は、ふかし芋や雑炊、豆腐のそぼろ煮、パイン缶などの質素な献立で、
生徒らは戦時中や戦後の貧しかった時代の食事の雰囲気を味わっていました。

この「慰霊の日献立」の取り組みは5年目で、献立を考えた照屋誠子栄養教諭は
「食事から、生きるのに精いっぱいで貧しい時代があったことを少しでも振り返ることができればと思った」
と話しました。

一方、「慰霊の日献立」を体験した1年生の生徒は
「今日一日だったらおいしく食べられるけれど、毎日このメニューが続くと考えるとつらい」
と感想を述べ、別の生徒は
「戦争の時はずっとこの食事だったと考えるとかわいそう。給食で再現するのはとても勉強になる」
と語っていました。

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「渡嘉敷島体験」で沖縄の自然文化に触れる

「「渡嘉敷島体験」で沖縄の自然文化に触れる」
方言ニュース6月22日(木)放送分。
今日の担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。

愛知県東海市の市立中学校全6校の2年生の全生徒と教員ら
およそ1200人が3泊4日の日程で沖縄を訪れ、
自然や文化に触れたり、平和について学んだりする
沖縄体験学習の「渡嘉敷島体験」が行われています。

連続10回の訪問で、国立沖縄青少年交流の家を主会場に、
今月4日から今月27日までの日程で、順次、沖縄入りし、
渡嘉志久ビーチで、カヌー、海水浴、シュノーケリングなどのマリン体験や、
レクリエーション交流、集団生活などを通して、
協力し合い学び合う態度を身に付けます。

また、地元の平和ガイドを講師に招き、
渡嘉敷島の「集団自決」について学び、
沖縄戦の悲惨さ、命や平和の尊さについて認識を深めます。

さらに、4年前からは環境教育の一環として、
ミドリイシサンゴなどのサンゴの苗を植え付ける体験も行っており、
最終日は交流のある沖縄市を訪問し、
中学生らとの交流会や南部戦跡などを見学します。

参加した生徒は「戦争のむごさ、自決した人の思いがとてもつらかった」と話し、
引率した(36)歳の教諭は
「島の海を満喫できた。平和を学ぶには沖縄戦を学ぶことが重要だと再認識できた」
と語りました。

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慰霊の日を前に、平和祈念堂で『浄め』

2017年6月21日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

6月23日の慰霊の日を前に糸満市摩文仁の沖縄平和祈念堂で
このほど、平和祈念像のほこりを取り払う「浄め」が行われ、
沖縄バスのガイドや県工芸振興センターの研修生、
それに祈念堂の職員ら30人が参加し、
平和への思いを込めて高さおよそ12メートル、
横幅およそ8メートルの祈念像を丁寧に拭き清めました。

浄めは、慰霊の日の前と年末の2回行っています。

3回目の参加となったバスガイドの瀬嵩美紀さんは以前、
修学旅行生と一緒に大田昌秀元知事の講話を
同祈念堂で聞いたことがあり、
「先日、大田が亡くなったこともあり、
今年はより一層平和について考え、
しっかり伝えていかなければならないと
思いながら像を磨いた」と語りました。

沖縄平和祈念堂ではあす午後7時から
沖縄全戦没者追悼式前夜祭が開かれ、
琉球古典音楽や琉球舞踊が奉納されます。
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沖縄戦の悲惨さ知って 絵本「なまえ」制作

2017年6月20日(火)

担当は宮城葉子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

元幼稚園教諭で、
幼児教育の非常勤講師などを務める
北谷町の今秀子さんが、このほど、
絵本「なまえ」を制作しました。

沖縄戦などで命を落とした犠牲者の名を刻んだ
「平和の礎」に、
名前が分からず
「◯◯の妻」「◯◯の長男」などと記された戦没者を題材に、
戦争の悲惨さや平和への願いを込めて書き上げたものです。

「なまえ」は、
主人公のミチ子とその家族、戦時中に生まれた赤ん坊の物語で、
家族に赤ん坊が生まれ、新たな命の誕生を家族で喜びました。
しかし、地上戦は激しさを増し、食べ物はなくなっていき、
「赤ん坊が泣くと、米兵に見つかる」
との理由からガマを追い出され、
赤ん坊は間もなく命を落としてしまいます。

戦後、父親と2人だけ生き残ったミチ子は、
家族の名が刻まれた「礎」を訪れますが、
赤ん坊の名は「◯◯の次男」と表記されていました。

今さんは
「一人一人に付けられた名は、
誕生した喜びや未来を託し両親が付ける。
その子が存在していた証しで、
誕生したドラマや歴史があったはずなのに、
戦争で名を失った子どもたちがいる。
幅広い年代に戦争や今の社会情勢を
考える一つのきっかけにしてほしい」
と語っています。

絵本は県内書店で販売されています。
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2017年6月19日 第350回目の放送分です

6月19日 第350回
うちな~噺家、藤木勇人こと志ぃさーが、秋田出身で沖縄文化に詳しいフリーのしゃべり手、佐々木仁子をアシスタントとして迎え、沖縄ヤマトグチと秋田ヤマトグチで番組内の各コーナーを軽妙につないでまいります。 そして定期レギュラーとして神奈川・東京WEBマガジン、ハブコネクションの釣本忠勝編集長にも登場していただき、大和での沖縄芸能情報をピンポイントで届けます 。
オキナワンドリーム
ゲストは、落語家 桂春蝶さんの人生について伺います。
東京井戸端ユンタク
テーマは、沖縄の戦争観・大和の戦争観

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慰霊の日 宮古高校3年の上原愛音さん 平和の詩朗読

方言ニュース  
2017年6月19日(月)放送分

担当は糸数昌和さんです。

琉球新報の記事から紹介します。
6月23日の「慰霊の日」に、糸満市で
行われる沖縄全戦没者追悼式で、
県立宮古高校3年の上原愛音(ねね)さんが、
自作の平和の詩「誓い~私達のおばあに
寄せて」を朗読します。

詩は平和学習から学んだ沖縄戦の
惨状を描いたもので、上原さんは「平和を
願う思いは確かに県民に継承されている」
と強調し、犠牲者や戦争体験者に
「大丈夫だよ」と語りかけ、
不戦の誓いを語りました。

上原さんは詩を作るのは初めてで、
授業の課題としてわずか1日で書き上げ
詩には、「赤子の声を抑えつけたあの日」
などとむごたらしい戦争の様子を
描きました。

一方、「フェンスを飛びこえて
絞め殺されゆく大海を泳いで」との
文言を盛り込んでおり、
「沖縄の自然が好きだ。軍用地や何かの
開発でこれ以上自然が壊されるのは
本望ではない。戦没者も同じ気持ちだと
思う」と言葉少なに語りました。

さらに、上原さんは「まずは戦没者の
気持ちを安心させたかった。
その上で私たちは平和に向けて
行動できるよと伝えたかった」と語り、
「県民は物心がついたころからの
平和学習で争いに正義がないことを
学んできた。
世界がより平和になるために行動する
力があることを確信している」
と話しました。

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オープニングトーク『きょうは父の日。信ちゃんが欲しいのはライオンズマンション(笑)』

6月18日放送分

ゲスト
「瑞泉酒造から勝連さんと山田さん」
※紹介した情報は放送日時点のものです。

きしゅへんロックンロール第118回
「スマホの活用方法」
※au沖縄セルラーからのお知らせは放送日時点の情報です。

給食係
「沖縄県内のおいしいお店を紹介」

掲示係
「街で見かけたおもしろ看板や、地域の話題」

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山代寛(やましろひろし)さん【沖縄大學教授、副学長、医師】

沖縄羅針盤
毎週日曜日 午後4時半~5時 放送中
6月18日放送分

今週のコーラルラウンジは、沖縄大學教授、副学長で医師の山代寛(やましろひろし)さんとラウンジ常連客で沖縄大学地域研究所特別研究員の島田勝也さんのおしゃべりです。

山代さんは1961年生まれ。島根県松江市の出身です。山代さんの苗字、山代のしろはお城ではなく代表の「代」です。

島根県内の高校を卒業後、琉球大学医学部に進学。琉大医学部の一期生です。外科医として医師の道を歩まれますが、2008年、大學教授に転身、今年4月からは沖縄大學の副学長を務めておられます。

ご本人曰く「不思議な神のお導きにより沖縄へ、自称禁煙学教授、禁煙対策が自分の天職だと思っている」とのこと。

山代さんは、コーラルラウンジには7年振り二度目のご出演で、沖縄大學のこと、故郷島根のこと、そして天職である禁煙問題について、じっくりと話してもらいました。

今週はその前編です。

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第158回 那覇造形美術学院 黄金忠博さん

アートパレット 第158回
2017年6月17日(日) 放送分

芸術家の宝庫である沖縄から、
様々なゲストをお迎えしてアートの魅力を発信していく情報番組です。

今日は那覇造形美術学院の学院長・黄金忠博さんをお招きして、
「芸大・美大 進学相談会」
の話題をお届けします。

■2018芸大・美大 進学相談会■

日時  2017年7月8日(土)
13:00~17:00
場所  沖縄産業支援センター

入場無料!

お問い合わせ 那覇造形美術学院 098-833-7777

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憧れの模合「十四日会」

2017年6月16日(金)
担当は、糸数昌和先生です。

琉球新報の記事から紹介します。

南城市に地域の人が入会を憧れる参加者数限定の模合があります。
1963年に結成された「十四日会」で、
南城市佐敷新里にゆかりのある人たちで構成され、
地域の顔役の男性らが集い、自治会活動にも積極的に参加し、地域の土台を支えています。
規約によると、会の定員は12人で、
新しい人が入れるのは、誰かが抜けたときだけです。
現在も入会待ちの人がいるということで、新加入が認められた人は
「憧れの十四日会に入れた。絶対に抜けない」と張り切っています。

会は、佐敷新里に住む1940年生まれの人たちが「定期的に集まって飲もう」と立ち上げたもので、
毎月14日に集まり、酒を酌み交わします。
山羊汁を食べて栄養を付ける「山羊会」の開催や、
野球チームを結成するなどして会を盛り上げてきました。
模合金がドルから円に変わるなどの世替わりも経験し、
結成当時の会員にはすでに亡くなった人もいます。 
結成当時からの会員は78歳と76歳の男性2人だけで、
「こんなに続くとは思わなかった」と驚き、「できる範囲で頑張って、子どもたちに会を譲りたい」と語っています。

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