2015年9月23日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。
琉球新報ニュースです。
大宜味村で副村長の不在がおよそ1年続いています。
去年10月に就任した宮城功光(のりみつ)村長は
今年2月と6月に副村長人事案を提案しましたが、
村議会は2回とも否決しました。
さらに、今月17日に教育長と教育委員長を統合した新
「教育長」人事案を村議会9月定例会の
最終本会議へ提案しましたが、
村議会は賛成少数で否決しました。
宮城村長は本会議で、人事案に反対する村議らが
理由を議会で説明していないことに触れ、
「なぜ反対なのか意見を言ってほしい。
そうしないと村民も理解できないと思う」と求めました。
しかし、反対の立場からの質疑や討論はないまま
賛成少数で否決されました。
議会終了後、宮城村長は
「議員の皆さんの意見を聞いて調整したい」と述べ、
教育長に関しては今月下旬に臨時会を
開いてあらためて提案したい考えを示したものの、
副村長人事については提案のめどは立っていません。
一方、副村長や教育長の人事案に反対する村議らは取材に対し、
宮城村長から議会への事前の丁寧な調整や説明の不足、
他に適任者がいること、
村長選に関連した言動などを反対の理由に挙げ、
これらが解決されれば賛成できるとしています。