月別アーカイブ: 2015年7月

フランスの空手家が来沖

方言ニュース2015年7月24日放送分

担当は糸数昌和さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

本場沖縄の空手道と古武道を学ぶため、
フランスの空手指導者や愛好家がこのほど、
沖縄を訪れ、明日まで滞在し、
南風原町の沖縄松濤館道場などで稽古し、
沖縄の子ども達との文化交流や観光を含め、修行に汗を流しています。

沖縄を訪れているのは男性8人と女性5人で、
鹿児島出身の鹿島幸子さんと
音で空手指導者のファブリス・マエさんの呼びかけでメンバーが集まりました。

鹿島さんは2009年に沖縄を訪れ、
松濤館の春田館長と知り合ったということで、
「今回、指導を依頼し、快く受け入れてもらった。
 大変ありがたい。」
と感謝しています。

いっこうは、稽古で、春田館長から正座やお辞儀、
二人一組の正拳突きなどの基本姿勢を学びましたが、
空手歴17年、4段の腕前で、
フランスで弟子を指導している
黒帯のジョン・クリストフ・パーコーさんは、
「沖縄は空手発祥の地であり、いつか訪れたいと思っていた」
と感激した様子で語り、
「本物の技に触れ、自分に足りない技術を学びたい」と
意欲を見せていました。

指導した春田館長は、
「空手に対する熱い思いが伝わった。
 精神を鍛えるのが空手であり、同時に技術も磨いていってほしい」
と期待を込めていました。

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南城市大里古堅区で若者たちが伝統行事を受け継ぐ

方言ニュース 

7月23日 放送分
今日の担当は伊狩典子さんです。

南城市大里古堅区で若者たちが伝統行事を受け継ぐ

琉球新報の記事から紹介します

村の伝統行事を先輩から受け継いで、昔の活力ある地域につないでいこうと、
南城市大里古堅区で若者たちが綱引き行事に向けて活動を始め、
区民らを勇気づけています。

古堅区は他の農村と同様に若者の都市への流出で40年間に100人余の人口が減少し、
危機感を抱いた区の三役が中心となって、
少ない若者に諸行事への参加を呼び掛けてきました。

それに応えるように去年から上原淳(すなお)さん(31歳)を会長に青年会を復活させ、
若い力を結集し、盛り上げようと会員を募っており、来月10日に開催される
『アミフリタボリ』と呼ばれ、雨乞いをする行事『アミシー』で披露する
演武の稽古に取り掛かっています。

昼の仕事を終えた上原さんら4人は公民館に集まり、
先輩の指導で棒術の稽古に汗を流していますが、
先輩は後継者を育成しようと自ら六尺棒を握って、
一人一人に気迫のこもったハイファ―棒の持ち方、構え方から体のこなしまで、
細かく指南していました。

上原区長は
『ハイファ―棒は他地域の棒術とは異なり、掛け声に合わせて行うもので、
棒術より棒踊りの感がある。若者たちが村の貴重な伝統芸能と文化に目覚め始め、
真剣に取り組む姿は心強い。』
と期待を寄せています。

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県内の若い世代の飲酒依存率高め

2015年7月22日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。

琉球新報ニュースです。

県が実施した飲酒に関する調査で、
沖縄の若い世代の依存率が
極めて高いことが明らかになりました。

県内でアルコール依存症が疑われる人の割合は
20代男性で12・2%、
20代女性が7・6%でしたが、
全国では20代男性が1・4%、
20代男性は1・7%にとどまります。

一方、県内の20歳から69歳の男女では、
アルコール依存症が疑われる人の割合が
全国に比べ男性は2・3倍、女性は5・7倍多く、
深刻な状態が明らかになっています。

通常飲む量の比較では、全国が男性全体の
平均で3・09ドリンク、
20代男性は4・12ドリンクなのに対し、
県内の男性平均は8・58ドリンク、
20歳男性は10・56ドリンクと
2倍以上に高くなっています。

女性も全国は全体の平均が5・33ドリンク、
20代の2・53ドリンクに対して、
県内は全体平均が5・33ドリンク、
20代は7・40ドリンクとかなり高くなっています。

鳥取大学医学部の尾崎米厚(よねあつ)教授は
「全国では若年層の問題飲酒は減っており沖縄との差は顕著で、
中高年と合わせて若い人への対策が必要だ。
若者が一度に大量に飲酒するような飲み方は
犯罪や事故に結びつきやすく、常習的な大量飲酒にもつながりやすい」
と警鐘を鳴らしています。
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オープニングトーク『信ちゃん44歳になりました!』

7月19日放送分

ゲスト
「沖縄製粉から上間さん・渡具知さん・我喜屋さん・安谷屋営業部長」

きしゅへんロックンロール第19回
「ガラケーを使う理由はこれだ!」

給食係
「沖縄県内のおいしいお店を紹介」

掲示係
「街で見かけたおもしろ看板や、地域の話題」

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「ノグチゲラの親子」写真絵本を出版

2015年7月21日(火)放送分

担当は伊狩典子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

イラストレーターで、
名護市の渡久地豊さんが、
県鳥で国の特別天然記念物の
「ノグチゲラ」の親子を描いた
写真絵本を出版しました。
2011年5月の繁殖期に
出会った親子が主人公で、
台風で営巣木が倒木した後も、
2羽のひなが無事に巣立つまでを
写真で紹介している命の物語です。

本のタイトルは
「ノグチゲラの親子」。
「タッタララララ・・・、
 コッコロロロロ、
 ここは沖縄やんばるの森、
 どこからともなく木をたたく音が
 聞こえます」
で子育ての写真絵本が幕を開けます。
やんばるの森のイタジイの木で
5個の卵のうち2個の卵から
新たな命が誕生し、
そのひなに雌の親はコオロギの仲間や
カミキリムシなどの幼虫を、
雄の親は主にセミの幼虫や
地面に潜んでいるクモなどを
巣に運ぶ様子を写真で捉えました。

渡久地さんは
「親鳥でも雌と雄で役割分担して
 餌を与えている。
 森で生きていく知恵がある。
 広く知られていない
 生態に触れることで、
 ノグチゲラを身近に感じてほしい」
と話し、
「小学生への読み聞かせ用に、
 地元の鳥を紹介する本を探していた。
 この本がその役割を担ってくれればうれしい」
と話しています。

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