石垣市、『福祉避難所兼ふれあい交流施設』の建設を計画

「石垣市、『福祉避難所兼ふれあい交流施設』の建設を計画」
方言ニュース3月2日(木)放送分。
今日の担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。

石垣市は、高齢者や障がい者などの要援護者が災害時に安全に避難生活を送れる「福祉避難所兼ふれあい交流施設」の建設を計画しています。

要援護者に特化した避難所整備は県内では初めてで、市大川の県八重山農村青少年教育センター跡地に建設し、早くて来年3月ごろに利用を始め、災害弱者の支援態勢強化を目指します。

要援護者は高齢者、障がい者、重病患者、妊産婦、乳幼児のほか観光客や外国人などで、そのうち65歳以上の1人暮らしの高齢者など第三者の支援を要する在宅者を避難支援の対象者と位置付けています。

市は現在、避難支援が必要な在宅者を把握するため登録制度で名簿をとりまとめており、要援護者の名簿作りは他の市町村でもありますが、1人で避難が困難な住民の避難方法が課題となっているため、福祉避難所の整備に合わせ、名簿登録者それぞれの避難経路や支援策などを確立し、支援態勢の構築を図る方針です。

市の担当者は
「一般的な避難所は避難者が自分で生活するが、福祉避難所は、避難後のケアまで想定している。災害弱者に特化して対応し、避難しても安心して生活ができる仕組みを整備したい」と話しています。

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