飲酒がらみの交通事故、27年連続ワースト

2017年3月1日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。

県警は去年1年間に県内で発生した、
交通人身事故に占める飲酒絡みの事故の
割合が、27年連続で全国ワーストに
なったことをこのほど発表しました。

県警は「飲酒運転根絶」に重点を置き、
さまざまな施策を講じていますが、
飲酒絡みの事故構成率は全国平均のおよそ2・5倍、
死亡事故構成率は全国平均のおよそ5倍となっており、
飲酒運転が横行する深刻な状況が
あらためて浮き彫りになりました。

県警交通企画課によりますと、
去年に県内で発生した人身事故5491件中、
飲酒絡みの事故は109件、1・99%あり、
全国平均0・79%をおよそ2・5倍上回りました。

また、死亡事故件数38件中、
飲酒絡みの死亡事故は13件発生し、構成率は34・2%で、
4年連続で全国ワーストでした。

さらに、去年の飲酒運転摘発人数は1856人で、
全国確定数は公表されていませんが、
おととしから2年連続で摘発者数が
全国ワーストとなる見込みということです。

交通企画課の新木満管理官は
「飲酒運転への意識があまりにも低過ぎる」と指摘し、
より一層の取り締まり強化に取り組むとの見解を示しました。
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