東村立高江中学校 68年の歴史に幕

2017年2月14日(火)

担当は伊狩典子さんです。

琉球新報の記事からご紹介します。

東村立高江中学校で今月4日、
68年の学校の歴史に幕を下ろす閉校式が開かれ、
在校生や卒業生、
地元住民や村関係者らおよそ150人が出席し、
長年の歴史を刻んだ学校の閉校を惜しみました。

高江中学校は今年4月、
東中学校と有銘中学校と統合され、
新たに東中学校として開校します。

式典では、2人女子生徒があいさつし、
「高江中は地域的に
大変で厳しい場所にあるにもかかわらず、
負けることなく先輩方が学校の歴史を築いてきた。
本当に閉校してしまうんだと感じ、
心の中に寂しさをこらえることはできなかった」
と目に涙をためながら涙ながらに語り、
「皆さんと一緒に歩んだ日々は大事な宝物です。
私たちのふるさと高江地区が輝かしい
未来を育んでいきますように」と
前を見据えながらあいさつしました。

また、閉校式には、多くの卒業生も訪れ、
1974年卒業の57歳の女性は
「私たちの頃は、プールや体育館もなくて
運動場でバレーをして擦り傷をつくりながらやっていた。
思い出のある学校が統合されるのはやっぱり寂しいけど、
子どもたちは元気に明るく育っていると思う」
と話していました。
再生