平和の礎に刻銘された名前が彫られたお守りが見つかる

「平和の礎に刻銘された名前が彫られたお守りが見つかる」
方言ニュース2月9日(木)放送分。
今日の担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。

八重瀬町安里で先月に発見された
日本兵と思われる遺骨のそばにあった遺留品から、
「村本福次」の名前が彫られたお守りのようなものが見つかりました。

つぶれてさびた水筒にくっついていたものが
偶然はがれ落ちて出てきたもので、
糸満市摩文仁の県平和祈念財団戦没者遺骨収集情報センターが
おとといまでに確認しました。

遺骨収集のきっかけとなった1983年の琉球新報連載の
「戦渦を掘る」に掲載されている独立混成第44旅団工兵隊の
村本福次隊長と同姓同名で、平和の礎では熊本県出身者として刻銘されています。

お守りらしき物は真ちゅう製で縦がおよそ3センチ、
横がおよそ2センチの楕円形で、さびや土などを取り除くと
「村本福次」の名前と、反対面に大日如来が彫られていました。

センターによりますと、平和の礎では熊本県出身者の刻銘版に
「村本福次」の名前がありますが、生年月日と死亡年月日は不明で、
同姓同名はいないということです。

再生