育てた子牛を競りへ、南部農林高校生が競り取引実習

2016年2月3日(金)放送分

今日の担当は、糸数昌和先生です。

琉球新報の記事から紹介します。

県立南部農林高校生物資源科畜産資源コースの生徒らがこのほど、
糸満市の南部家畜市場で行われた初競りで、競り取引の実習を行いました。

これまで学校で育てていた子牛のさくらを実際に出品したもので、
さくらとの名残を惜しみながらも、畜産者としての学びを深めました。
畜産資源コースは、さくらを含め、11頭の牛を飼育しており、
さくらは去年3月に生まれ、生徒たちが毎日、餌をやり、
掃除などの世話をしてきました。

生徒らは今回の競りで、
去年の平均価格の74万円台を目指していましたが、
体高、つまり、動物が立ったときの
足から頭頂までの高さが107センチとやや低めであったことや、
生後の日数がたっていたことなどから、
競りでは60万2千円の値が付きました。

競りでさくらの綱を引いた3年の女子生徒は
「育てた牛を競りに出すのは寂しいが、
 生産者だけが感じられる牛への感謝もある」と笑顔で話し、
2年の男子生徒は
「もう少し体高を伸ばしたかった。
 来年の競りでは平均額を超える牛を育てて出品したい」
と意気込みを語りました。

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