健康を願う伝統行事で区民ら交流

2017年1月25日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。

旧暦12月20日に当たる今月17日、
西原町棚原のノロ殿内で、
去年1年間の間に生まれた赤ちゃんの
健康を願う行事「ウマリトゥイタティ」が行われ、
字の神・ミルク加那志を祭る殿内に
区内の赤ちゃん12人とその家族、
それに、区民ら合わせて40人余が集まり、
赤ちゃんの健やかな成長を願って
祈りをささげ、交流を深めました。

「ウマリトゥイタティ」は毎年、
ミルク加那志の誕生日とされる
旧暦12月20日に行われるもので、
その由来は伝わっていませんが、
棚原区の城間区長によりますと
首里赤田町のみるくの影響を受けたと考えられます。

地元出身で、去年10月に生まれた長男を連れて
行事に参加した(27)歳の男性は
「地域で赤ちゃんを見守ってくれてありがたい。
父も自分が赤ちゃんの時に参加した行事だ。
今後も伝統をつなげていきたい」と笑顔で話し、

名護市出身の(27)歳の妻も
「初めての参加でどきどきしたが、
他のお母さんたちと交流できてよかった」と語りました。

城間区長は「地元の出身者も転入してきた世帯も参加でき、
よい交流の場になっている」とほほ笑んでいました。
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