児童養護施設に男性が温かい贈りもの続ける

方言ニュース  
2017年1月16日(月)放送分

担当は糸数昌和さんです。

琉球新報の記事から紹介します。
石垣市新川の児童養護施設ならさが
2005年に創設して以来
およそ11年間にわたり、
ある男性が
毎年図書券などを贈り続けています。

去年12月に職員が偶然、男性に出会い
初めて寄贈を続けていたことが
分かったものです。

出会いは入り口付近にいた見知らぬ男性に
職員が気付き話し掛けたところ、
男性は
これまでの経緯を説明したということで、
職員は自己紹介を求めましたが、
「りゅうのティーサジーの
ぽっちゃりおっとーまん」とだけ名乗り、
住まいや年齢なども明かしませんでした。

男性の説明によると、こいのぼりに始まり、  
図書券や絵本などを贈っていたということで、
事前に電話で子どもたちの人数を確認し、
施設の入り口付近に寄贈品を置いて、直後に電話で
「今置いたので受け取ってください」
などと知らせることが多かったようです。

ならさの田盛施設長は
「ずっと匿名だったので、
まさか同じ人が寄贈を続けていたとは思わなかった」と、
初めて対面した時の驚きを振り返り、
「とてもありがたい。
子どもたちの情操教育に
大変に役に立っている。
直接会うことができ、うれしかった」と深く感謝しました。
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