方言ニュース2014年4月2日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
日本ウミガメ協議会会員の嘉陽宗幸(むねゆき)さんは
先月30日、ことし初めてとなる
ウミガメの産卵を確認しました。
産卵したのはアオウミガメで、
国頭村安田で確認されました。
通常、ウミガメの産卵は
4月から9月ごろまでで、3月の産卵は
全国的にも珍しく、
嘉陽さんによりますと、
足跡などから先月17日以前に産卵があったとみられ、
全国でもことし初めてだということです。
嘉陽さんが安田の浜でウミガメの足跡を
見たという情報を受けて、
先月17日に琉球大学の学生らと共に
調査し、海から砂浜まで同じ道のりを
5回たどったと思われる足跡を発見しました。
その日で産卵の確認はできませんでしたが、
30日に再調査し、卵を確認しました。
17日に発見した足跡の近くだったことや、
新たな足跡は見つからなかったことから、
17日に発見した足跡と卵は
同じ個体のものとみています。
嘉陽さんは
「4月も数える程度にしか上がってこないので、
3月の産卵は珍しい。
産卵期が早い理由は分かっていない」
と話していました。