災害時の“避難所”で議論 誰もが快適な場にするために

2016年12月13日(火)

担当は伊狩典子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

「第20回糸満市VIVO(ビボ)フェスタ2016」が
このほど、糸満市社会福祉センターで開かれ、
「安心・快適な避難所について、みんなで考えよう!」をテーマに
シンポジウムが行われました。

シンポジウムでは、4人のパネリストらが事前に
糸満市の避難所の糸満小学校体育館を視察した上で、
避難所として良いところと悪いところを報告し、
キッズスペースの必要性やトイレの洗面台の低さなど、
子どもや高齢者、障がいのある人も
快適に過ごせる避難所について議論しました。

この中で、新潟県出身の客室乗務員で、
現在育児休業中の(32)歳の女性が、
避難所生活を体験した県外出身のお母さんたちの話を交えながら報告し、
小学生のきょうだいでかみつきなどのけんかがあった例を紹介しながら、
「子どもたちも強いストレスを感じ、いつもと違う行動をしてしまう。
親が心にゆとりを持って子どもと接することができるよう配慮が必要」
と、キッズスペースの設置を提案しました。

この他、パネリストからは、
「生活者の視点を大切にするためにも、女性だけの話し合いの場も必要だ。
公助、共助、自助による防災活動が重要」
と、いった意見も出されました。

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