北大東村で百日ぜきが流行、県が注意呼びかけ

2016年12月7日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。

県健康長寿課は去る2日、
北大東村で百日ぜきの流行が発生していると発表しました。

先月30日時点で
感染症発生動向調査事業における届出基準を満たす症例44人、
基準のいずれかを満たす症例66人の合わせて110人が確認されました。

子どもの感染は幼稚園が13人、
小学生が31人、中学生が16人の合わせて60人となっています。

北大東村内では現在、
村民への注意喚起や感染拡大対策が実施されていますが、
年末年始の帰省などで他の地域に拡大する恐れがあることから、
健康長寿課は注意を呼び掛けています。

百日ぜきは感染力が強く、
乳幼児が感染すると重症化、または死亡することもあるため、
対策として、乳幼児の予防接種や、
ウイルスの感染源となりうる人の早期受診が重要となります。

百日ぜきの届出基準は、
2週間以上せきが続く状況で、連続した短いせきや笛の音のようなせき、
それに、新生児や乳児で他に原因がないせきの後の嘔吐か無呼吸発作のうち、
少なくとも一つを満たす場合となっています。
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