泊高校の創立40周年記念式典行われる

方言ニュース 
2016年11月28日(月)放送分

担当は糸数昌和さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

県立泊高校の創立40周年記念式典が
このほど、校内で開かれ、
卒業生の1人で、
琉球古典音楽の人間国宝の
照喜名朝一さん(84)歳も出席し、
妻と共に学び直したことや、
オリジナルの「泊エイサー」を
作詞したことなどを振り返りました。

照喜名さんは通信制過程の16期生で1993年の卒業ですが、
戦後の混乱で十分な教育も受けられないまま
高等小学校を卒業し、
働くかたわら三線の稽古に打ち込み、
「仕事や稽古に忙しく、学歴を気にする暇もなかった」
ということで、
照喜名さんは通信制過程への進学を決めた妻の勧めもあり、
「せめて高校までは出たい」と心残りがあったことからと入学しました。

照喜名さんの在学中の一番の思い出は
「学校を盛り上げたい」と取り組んだ
「泊エイサー」の作詞だということで、
歌詞には隣接する泊外人墓地なども盛り込み、
「泊がにぎやかな港町だったと
紹介した」と語りました。

エイサーは今も在校生に受け継がれ、
記念式典でも10代から30代の
有志の生徒10人が
演舞を披露しました。  
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