大阪出身・船橋さん 三線の魅力詰まった店オープン

2016年10月4日(火)放送分

担当は伊狩典子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

大阪出身で、伊江島在住5年の船橋美和子さん(28)歳が、
伊江島で唯一、三線の修理調整や小物などをそろえる三線店、
「よんなー三線工房」を8月に開店しました。

船橋さんは、およそ6年前に唄三線の魅力に取りつかれて以来、
熱が冷めることはなく、
ある日、壊れたままの三線が家庭に放置されていることを耳にして、
「もったいない。宝が眠っている。島内で修理する人がいればいいのに」
と奮い立ち、職人への思いを募らせました。

しかし、およそ1年前、病魔が喉をむしばみ、
医師から「手術をすれば、高音が出なくなるだろう」と告げられました。
船橋さんは、唄者を目指していただけに思い悩み、
不安と闘う日々を送りましたが、決断して手術を受けた時、
三線職人への道が脳裏をよぎりましたが、
「私でいいのかな。できるかな。やらないよりやった方がいい」と人生を考え、
店を構える決意を固めました。

船橋さんは、
「気軽に寄れ、お茶でも飲める三線屋があってもいいかな。
将来は皮張りもできる職人になりたい」と夢を広げ、
「芸能の島、伊江でずっと芸能に関わりたい。
多くの人に助けてもらっているから島への恩返しになれば」
と目を輝かせています。
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